電子書籍のリーダーアプリで地味に使い勝手を左右する点が「アプリを無操作で放置したときに画面消灯するまでの時間」だと思っています。
読んでる最中で画面消灯してまた点け直すというのを何度も行うのはちょっとしたストレスです。
消灯までの時間を意図的に制御しているアプリもあるようなので検証して比較してみます。
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iOS の画面消灯までの時間の仕組み
iOS では OS 側の設定として画面消灯までの時間を設定できます(設定アプリ => 画面表示と明るさ => 自動ロック から設定可能)。
この時間は 30秒 〜 5分 の範囲で設定可能です。これを長くすれば読書中の消灯は回避できますが、低電力モードが ON になっている間は問答無用で30秒の設定になります。
このこともあって30秒設定の状態で読書するという状況はよくあるのですが、このときの挙動としては20秒経過でバックライトが消灯、30秒経過で完全に画面が消灯となります。
つまり20秒以内に1画面を読み切ってページ送りをすれば画面消灯から逃げ切れます。ゆっくり読んでるとハラハラしますね。
これは OS 標準の挙動であり、アプリ側で消灯時間を制御することもできるようです。実際に各社の電子書籍リーダーアプリを検証してみると違いがありました(比較結果は以下)。
検証時の環境、前提条件
- 端末: iPhone
- OS: iOS 14.5.1
- 各アプリのバージョン: 2021/05/23時点の最新版
- OS側の消灯時間の設定: 30秒 (低電力モード)
検証結果
Kindle (Amazon)
Kindle は OS 側の設定によらず以下の結果となりました。
- 5分30秒でバックライト消灯
- 5分40秒で完全消灯
楽天Kobo (楽天)
楽天Kobo は特に制御されておらず、OS 標準の動作のままでした。
- 20秒でバックライト消灯
- 30秒で完全消灯
honto (大日本印刷)
honto も特に制御されていませんでした。
- 20秒でバックライト消灯
- 30秒で完全消灯
Doly (ヨドバシカメラ)
Doly も特に制御されていませんでした。
- 20秒でバックライト消灯
- 30秒で完全消灯
まとめ
2021/05/23 現在では Kindle だけが画面消灯を抑止する制御が加えられてました。今回検証しなかった他社のアプリがどうかは分かりませんが、今回の結果を見るに制御されている方が珍しいのかなという感じです。
Kindle を使う理由が一つ増えました。他社も真似してほしい!