CakePHPで現在のパスやURLを取得する

CakePHPを使っているときに現在のURLを得る方法が分からなかったのでメモ。
第二引数をtrueにするとURLが、falseにするとスラッシュから始まる絶対パスが返されます。
こんな便利なメソッドがあったとは・・・危うくURL定数を作るところでした。
第一引数をnullにすると現在のパスがそのまま返ってくるのも便利!

$html->url('/controller/action/', true); // ビューのみ
Router::url('/controller/action/', true); // コントローラやモデルなどどこでも可

HTMLヘルパーはViewでしか使えないのに対して、
Routerクラスは静的クラスなのでどこからでもアクセスできます。

2011年12月05日追記:
CakePHP2.2ではHTMLヘルパーの参照方法が変わっていたので追記しておきます。
引数の仕様は同じで第二引数をtrueにするとURLになり、
false(デフォルト値)にすると絶対パスです。

$this->Html->url('/controller/action/', true);
Router::url('/controller/action/', true);

2015年4月2日追記:
CakePHP3でまた使用方法が若干変わっていたので別記事(CakePHP3で現在のパスやURLを取得する)に書きました。

短縮URLなどのランダム文字列を作りたい

Youtube だったり bit.ly を見ていると URL の後ろに英数字の文字列がついていますよね。

色々方法はあると思いますが、そのままランダムな文字列をキーとしてデータベースに登録しても、テーブルに登録される情報が膨大になってくるとどうしても速度的な問題が発生してきます。

文字列をキーとして扱うのはデータベースにとって都合が悪いことが多いのです。

やはり高速なのは数値型の整数フィールドを主キーとして、その主キーを WHERE 句で指定して絞り込む方法です。

そこで、調べていていいなと思ったのは基数変換を使った方法。

例えば32進数や63進数、64進数などを使って、URL にはその N 進数の文字列を使ってアクセスします。

例: http://example.com/index.php?key=aY8rszM

データベースにはこのキー文字列を10進数に変換した値を主キーとして保存します。この主キーはデータベースのオートインクリメント機能を使って連番で割り振っていきます。

つまり、見た目はランダムな英数字の羅列ですが内部的には10進数の連番というわけです。Youtube の動画とかもランダムに英数字を割り当ててるように見えて実は auto_increment の整数らしいです。

PHP などでも N 進数と10進数の相互基数変換さえ出来てしまえば実現できるはず。

ちなみにこの方法で本当にランダムな順番で割り振るには、例えば主キーの管理テーブルを作る方法があります。

レコード ID と使用フラグを管理する使用表のテーブルを作って、あらかじめ大量のレコード数を格納しておきます。

key_master
record_id(int) used_flag(bool)
1 0
2 0
3 0
4 0
5 0

そして新たなレコードを挿入する度にこのテーブルから未使用の番号を一件ランダムで取り出し、それをキーとしてデータを挿入します。

以下はランダムに取り出すときの MySQL のサンプルクエリです。

SELECT `record_id` FROM `key_master`
WHERE `used_flag` = 0
ORDER BY rand() LIMIT 1;

この取り出した ID のレコードを挿入して、それを基数変換した文字列のページを生成します。

使用後は忘れずに used_flag にフラグを立てて更新します。同じトランザクション内で処理するのが安全だと思います。

他にもっといい方法ありそうですが。何かあったらまた更新します。