現在のSQLモードを確認するSQL文

MySQLにはSQL modeというものがあり、何が設定されているかによってSQL文を実行したときの振る舞いが変わります。

ストリクトSQLモードというものがあり、これが有効だとより厳格にSQL文を解釈します。
Strictとはそのまま厳格という意味です。

そのSQLモードを確認する方法が以下のSQL。

SELECT @@sql_mode;

結果。

+-------------------------------------------------------------------------------
------------------------------------------------+
| @@sql_mode
                                                |
+-------------------------------------------------------------------------------
------------------------------------------------+
| STRICT_TRANS_TABLES,STRICT_ALL_TABLES,NO_ZERO_IN_DATE,NO_ZERO_DATE,ERROR_FOR_D
IVISION_BY_ZERO,TRADITIONAL,NO_AUTO_CREATE_USER |
+-------------------------------------------------------------------------------
------------------------------------------------+

詳しくはSQL モードを参照。

MySQLが文字列と数値の比較の際に自動的に変換してしまう件

WHERE句などでint型とchar型を比較すると、
どうやら暗黙的に型変換しちゃう罠があるみたいです。

PHPもそうですが、文字列と数値の比較では、
暗黙的に数値型に変換したうえで比較を行うようです。

例えばproductsテーブルがあったとして、
product_idが主キーでint型だったとします。
そのテーブルに、IDが10番のデータが登録されているとします

残念なことに以下のWHERE句の判定はtrueになってしまいます。

SELECT * FROM products WHERE product_id = '10 a'

char型の「10 a」がint型の「10」に暗黙的に型変換されるからです。
ということでちゃんと比較するにはキャストをして型を合わせます。

SELECT * FROM products WHERE CAST(product_id AS CHAR) = '10 a'

今回はCHAR型ですが、数値型(INTEGER)の場合は符号の有無によってSIGNEDやUNSIGNEDを指定します。
変換できる型についてはキャスト関数と演算子(MySQL5.1)を参照するといいです。
挙動を理解していないとセキュリティホールの元になりますね。

少しはまったしまったのでメモしておきます。

CakePHPで現在のパスやURLを取得する

CakePHPを使っているときに現在のURLを得る方法が分からなかったのでメモ。
第二引数をtrueにするとURLが、falseにするとスラッシュから始まる絶対パスが返されます。
こんな便利なメソッドがあったとは・・・危うくURL定数を作るところでした。
第一引数をnullにすると現在のパスがそのまま返ってくるのも便利!

$html->url('/controller/action/', true); // ビューのみ
Router::url('/controller/action/', true); // コントローラやモデルなどどこでも可

HTMLヘルパーはViewでしか使えないのに対して、
Routerクラスは静的クラスなのでどこからでもアクセスできます。

2011年12月05日追記:
CakePHP2.2ではHTMLヘルパーの参照方法が変わっていたので追記しておきます。
引数の仕様は同じで第二引数をtrueにするとURLになり、
false(デフォルト値)にすると絶対パスです。

$this->Html->url('/controller/action/', true);
Router::url('/controller/action/', true);

2015年4月2日追記:
CakePHP3でまた使用方法が若干変わっていたので別記事(CakePHP3で現在のパスやURLを取得する)に書きました。