2016年04月28日 に更新

Subversionのstatusコマンドの頭文字によって一括処理を行う

⚠️ この記事は最終更新日から3年以上が経過しています。

今回は Subversion で特定のステータスのファイルを一括で add したり delete する方法を紹介します。

?ステータス(リポジトリ未登録状態)を一括でAステータス(リポジトリ追加予約状態)にしたり、
!ステータス(ファイル行方不明状態)を一括でDステータス(リポジトリ削除予約状態)にしたりするとき、
楽にできないかなあって思ったので調べてみました。

一括で追加するのは簡単!

?ステータスのファイルを一括で再帰的に追加するのは add コマンドのオプションで簡単に出来ます。

$ svn add * --force

force オプションがポイントです。

一回のコマンドで複数のファイルを処理したい場合

svn コマンドは基本的にスペース区切りで対象のファイルを網羅することでできます。

例えばまとめて2つのファイルを削除したい場合は以下の様に行えます。

$ svn delete lib/model/doctrine/Example.class.php\
lib/model/doctrine/ExampleTable.class.php

同じように commit, add, revert などのコマンドでもスペース区切りで一度に複数のファイルを指定することが出来ます。

更に楽して一括削除する方法

ファイル数が多くなってくると、上に書いた方法も厳しくなってきますよね。コマンドが長くなりミスする原因にもなります。

そこで svn status コマンドと grep コマンドを組み合わせて一発で処理してみます。

まず、処理対象のファイルを確認します。ステータス表示の出力のうち「!」から始まる行を抽出しています。

$ svn status | grep '^!'
! lib/model/doctrine/Example.class.php
! lib/model/doctrine/ExampleTable.class.php

次に、以下のコマンドで!ステータスのファイルを全て削除予約します。先ほどの grep の抽出結果に対して、更にパイプで削除コマンドを適用しています。

$ svn status | grep '^!' | awk '{print $2}' | xargs svn delete
$ svn status
D lib/model/doctrine/Example.class.php
D lib/model/doctrine/ExampleTable.class.php

この状態でコミットすると削除が反映されます。

grep の組み合わせでここまでできるんですね。

便利便利。もうバージョン管理ツール無しじゃ生きていけなくなってきています。

編集履歴

  • 2012/03/10: 遠まわしなやり方でサンプルコマンドを書いていた箇所があったため、内容を一部修正しました。
  • 2013/10/02: コメントで全ての変更を取り消すより簡単な方法について情報を頂いたので記事を修正しました。ありがとうございますm(_ _)m
  • 2016/04/28: 内容を全体的に修正しました。

One thought on “Subversionのstatusコマンドの頭文字によって一括処理を行う

  1. tsukineko says:

    すべての編集を取り消すことに関しては、
    svn revert -R *
    でいけちゃいますよ。

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